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おてがみ-2009.9月号

今年の夏は、猛暑といわれながら長雨だったり、ムシムシしたり、とても変な夏だった気がします。いつまでもアツ~イといっていなければなりませんね。

このごろ"子供の食育"というテーマが気になります。母乳だけしか飲めなかったのに、いつの間にか離乳食を食べ、自分で動かすことが自由にできなかった手で何かをつかむことができるようになり、意思がうまくだせなかったのが好き嫌いがいえるようになり、新かが早い時期です。

特に最初の一年は、今のうちに旬のものをたくさん食べさせて、体のもとを作ることが必要だと思います。夏はトマトが一番と栄養士の先生がおっしゃっていたのを思い出しました。夏本来の野菜を食べましょう。

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◆消化促進、美肌効果、動脈硬化の予防に「トマト」



◆消化促進、美肌効果、動脈硬化の予防に「トマト」
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赤い色素がガンを予防。加熱するとおいしさアップ。メキシコとペルーが起源で、16世紀にヨーロッパに渡り、世界に広がりました。日本へは江戸時代初頭に入り、初めは鑑賞用に栽培されていました。食用になったのは明治時代以降で、一般的に消費されるようになったのは戦後のことです。

トマトの酸味であるリンゴ酸などは、胃液の分泌を促し、糖質(炭水化物)などの消化を助けます。またカリウムは、体内から余分な塩分を排出して血圧を下げる効果があります。さらに美肌を保つコラーゲンの成分を助けるビタミンCも豊富。

用途はサラダやシチューなどさまざま。加熱すると甘みが引き立つ健康に良い夏野菜です。ヨーロッパでは昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほどその薬用が信じられてきました。栄養価は高く、ビタミンやミネラルがとても豊富な食材。

☆エネルギー…100gあたり19kcal

☆トマトの種類
・青トマト … 真っ青に完熟する前の若いトマト。漬物やピクルスなどにおすすめ。
・フルーツトマト … 粒は小さいが糖度が高く、フルーツのような味わいがする。
・マイクロミニ … 直径が8~10mmの超ミニトマト。原種のトマトに近い改良品。ソースなどに。

☆主な成分
体内でビタミンAに変わるβカロテン、ビタミンC,カリウムのほか、過剰な活性酸素を除去する赤い色素のリコペンが豊富。血管を丈夫にするフラボノールのクエルセチンとともに、カリウムは動脈硬化を予防する。

☆こんな症状に
胃炎、動脈硬化、高血圧、肌のトラブル、便秘、疲労、倦怠感、夏バテ

☆成分
トマトのビタミンCは時間がたっても減らないため、保存も可能。βカロテンやビタミンCを2倍以上含む。アミノ酸やルチンなどのファイトケミカルも含む。

☆リコペンとは?
リコペンは、高等食物に含まれる赤の色素・カロテノイドのひとつで、トマトの赤みのもと。このカロテノイドには、さまざまな生活習慣病の原因となる活性酸素を無毒化する働きがある。カロテノイドの中でもリコペンは活性酸素に対する強い消去能力があり、ガン予防にも効果があると注目される。

☆トマトの旬
一年中出回るが、露地物の旬は7~8月。栄養的にも夏物はビタミンC、βカロテンがより豊富に含まれている。

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2009年09月08日 16:47に投稿されたエントリーのページです。

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