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おてがみ-2010.12月号

お元気でお過ごしのことと思います。

何と早いもので12月、今年最後の月になってしまいました。厳寒といわれている今年の冬ですが、今のところダウンの出動はなく、比較的私としては薄着をしているようです。

最近、診療室のまわりも変化してきて、父の代の時から仲良くさせていただいていた同じフロアーのラーメン屋さんや美容院、飲み屋さんが次々とおやめになりました。皆からの仲間が去ってしまうというのしょうがないことですが、悲しいものです。

診療所の前も整備され、ガーデニングのお店になりました。オブジェがとても素敵に飾られ、次世代への交代になりました。どんどん環境は変わりますが、父からの受け継がれた心だけは変化しないようにと思っています。

よく父がいっていましたが、患者さんの口だけではなく、全体を見てその人を理解しなければいい仕事はできません。雑々とした毎日を送っているとつい忘れがちなことですが、ここはもう一度肝に命じて来年も頑張りたいと思います。

今年はお世話になりました。来年が良い年でありますよう。来年もよろしくおねがいいたします。


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◆「ばっかり食べ」していませんか?


☆「ばっかり食べ」していませんか?
最近よく耳にするようになった「食育」という観点からも「何をどう食べるか」はとても大切な事。栄養バランスもよくなる「三角食べ」をお薦めします。

伝統的とされる日本人の食べ方については「口中調味」という言葉が広く使われています。ご飯とおかずを交互に口にし、口の中でまぜあわせて味をブレンドさせながら食べる方法の事です。

これは欧米人にはマネできない食べ方だそうです。例えばカツ丼。日本人がカツ丼を食べる時は、カツとご飯が最後に同時になくなる。それがどうしても欧米人にはできない…まずカツを片付け、それからご飯を…となるそうです。

「口中調味」を編み出した日本の食文化を改めて素晴らしいと思います。和食でしたら「ごはん→みそ汁→おかず」という三角食べで、栄養が偏る事もありません。

また「ばかり食べ」で危惧するのは感覚が欧米化しているのではないかという事です。すでに箸をうまく使えない人が増えている事に併せ、日本人の食文化が崩れてきているのではないでしょうか?

「食育」を受けた子供達が親になってその子に伝えていく…日本の食文化が健全になるには時間がかかりますが、世界中で餓死者が年間1500万人も出ているのに、日本では世界一残飯が多いなんて…。

食育を通し、生きる為に大切な事、人として見過ごしてはいけない事を学んでいけたら…と思っています。

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2010年12月09日 10:06に投稿されたエントリーのページです。

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