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おてがみ-2013.12月号

letter1312-1.jpg今年も残すところ1ケ月になってしまいました。
今年は、どんな1年だったでしょうか?
我家では、環境の変化が大きな年でした。娘夫婦が独立し、私は、のんびり1人暮し。10月からは、大学院生として大学に通いだしました。それぞれが自分の信念を持って進んで行かれれば、とても良いことだと思います。
最近、摂食嚥下の勉強もしています。誤嚥性肺炎の原因となる摂食嚥下障害は、まず歯科医師が口腔内の治療中に気付くといわれています。
たしかに、むせをおこす方がいらっしゃると、なるたけ注意するようにしています。まずは、障害となる前に、むせの段階で気をつける事により、肺炎は予防出来ます。美味しいご飯を親しい仲間と笑いながら食べる事が一生続けられれば、ボケなんていう言葉を聞かずにすむのでしょう。
日常生活での注意点を、そのかたに合わせてお話をさせていただくので、どうぞ「たかが歯医者、されそ歯医者」として、耳をかたむけてくださると嬉しいです。
来年も、良い穏やかな年でありますように...


続きの記事
◆<顎関節症について>
◆<冬のかくれ脱水>

<顎関節症について>

顎関節症は、大きく口を開けようとした時、顎の関節に痛みを生じたり、「カックン」「ポン」などの音を生じたり、大きく口を開けようとすると関節にひっかかりがあり、それ以上口が開かなかったり(指2本分以下)する関節の病気です。
原因は様々な因子が重なり合って生じる為、はっきりと限定するのは難しいのですが、心理的ストレスと噛み合わせが悪い為に起こる場合も多いようです。顎を動かしているのは筋肉ですが、ストレスと噛み合わせの異常により、その筋肉が刺激されて顎が変な動きをするようになります。
「歯ぎしり」もその一つと考えられます。ちょっとした噛み合わせの悪さが引き金となり時間をかけて悪い方へ進み、やがて顎の関節やその周辺の筋肉が炎症を起こして痛くなるのです。
治療は、薬(鎮痛剤)や必要に応じて口の中に薄い入れ歯のようなマウスピースを入れて治療します。治るまでの時間は症状により差があり、数ヶ月から数年かかる事もあります。
重い症状の場合は、手術が必要になる事もあります。ですから、違和感・痛みがありましたら一度歯科医にご相談下さい。


<冬のかくれ脱水>

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脱水症のピークは、夏と冬の年2回。汗で水分が失われる夏と違い、空気が乾燥する冬は気付かないうちに水分が失われる「かくれ脱水」になりやすいです。子どもの脱水症の実態を調べてみると、真冬に急増するそうです。子どもや高齢者がいる家庭では、特に注意が必要です。
汗をかかないから水分不足に気付かない、「のどが渇いたな」と感じる時は、もう風邪をひきかけていたり・・・。お肌も乾くという事は体の中も乾いているのかもしれません。
体から失われる水分には塩分も含まれています。水分だけを大量に摂っても、体が塩分濃度を保つ為に尿として排出してしまう為、水分の補給にはつながらないようです。
熱中症対策を目的とした飲料には、塩分濃度として100㎖あたり40~80mg含有している事が推奨されています。
「かくれ脱水」を防ぐ為に、必要量の塩分(ナトリウム)を含んだ飲み物で効果的な水分補給を心掛けましょう。

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2013年12月10日 10:49に投稿されたエントリーのページです。

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