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おてがみ-2015.06月号

letter1506-1.jpg急に夏の気候になり、衣替えをあせってやりました。
スプリングコートは出番がなく、また戸棚の奥にしまわれて、何だか、うらめしい顔(?)をしているようにみえました。
歯の予防週間が近づいてきました。気をつけないと歯から全身の病気に広がっているとマスコミで、騒がれてきました。
中学校での検診を行ないましたが、虫歯の多い子供と、何もない子供の差が激しいと感じました。
今は同じように生活している子供たちも歯の健康度合により将来が変わってしまうと考えると、歯科医師として、校医としての責任の重さをひしひしと感じます。
少しの時間でも一人一人の生徒に注意事項を伝えなければと思いました。
孫はあいかわらず2人とも怪獣ぶりを発揮し、ばあさんのスネはどんどん細くなる一方です。孫怪獣2番は、まだ私の顔を見ると大泣きをします。いつになったら笑ってくれるのでしょうか?
熱中症に気をつけて水を飲んで下さい。


続きの記事
◆<初めての歯みがきのポイント>
◆<運動不足による健康への影響>

<初めての歯みがきのポイント>

子どもの口の健康増進のためには、口の中を清潔な状態に保つことは大切です。そのためには歯みがきをしなければなりません。
しかし、口の中は大変敏感なので歯みがきに慣れるまでは泣き叫んだり、口を開けなくなったり、歯みがきがいやで逃げまわることがあり、歯みがきに苦労する保護者も少なくありません。
子どもの歯みがき習慣づけのために以下のような順序でまず歯みがき練習から始めていきましょう。

①子どもの目の前で保護者が楽しそうに歯をみがくようにしましょう。
②最初から歯ブラシでみがこうとせず、まず8カ月ごろより保護者のひざにあおむけに寝かせ、子どもの歯を観察する(数をかぞえる)ことから始めましょう。そして見せてくれたら必ずほめてあげましょう。これを1カ月ぐらい続けます。
③歯の観察を嫌がらずにできるようになったら、赤ちゃん用の歯ブラシで1~2回歯に触れる練習をしましょう。練習が終われば必ずほめてあげましょう。(これも1カ月くらい)
④歯ブラシを口に入れることに慣れてきたら、初めて歯みがきを始めます。まだこの時点では、歯をきれいにみがくことが目的ではなく、あくまでも歯ブラシの刺激に慣れさせ、歯みがきを好きになってもらうことが目的です。
鉛筆を持つ持ち方で力を抜いて、歯を見ながら1本ずつやさしくみがいてあげましょう。
出来たらほめてあげることを忘れないようにしましょう。
⑤1歳6カ月健診までに保護者も子どもも歯みがき上手にできるように練習を行ってみてください。


<運動不足による健康への影響>
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・呼吸循環器系…最大酸素摂取量の低下、心肺機能、起立耐性の低下
・骨…骨密度の低下
・筋肉…筋肉、筋量の低下
・神経系…平衡障害
・代謝系…インスリン感受性の低下(耐糖機能の低下、糖質代謝異常)

運動不足は、肥満を招くだけでなく、心身の活力も低下させる健康阻害要因です。
同時に環境などへの適応力も減退し、体温調節、病気に対する免疫力、ストレスに適応する抵抗力といった防衛力も低下します。
生理機能は使わなければ低下してしまい、行動体力も低下し、その結果、身体諸機能に余裕がなくなり、疲れやすくなる、体を使わないのに疲れやすくなるのはそのためです。
運動と健康の関連については、運動による全身持久力の向上、ストレスの解消、血圧・肥満・血中脂質の改善、免疫機能の向上など、その有効性が明らかになっています。日常生活の中で健康の保持増進のための運動が果たす役割はますます大きくなります。
気候が良くなり、遊歩道になっている川沿いなど、早朝にウォーキングされている方を多くお見掛けするようになりました。空気が澄んでいる時間に、大きく深呼吸しながら、体が喜ぶ事を習慣にされてはいかがでしょうか・・・

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2015年06月03日 16:25に投稿されたエントリーのページです。

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