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おてがみ-2015.02月号

letter1502-1.jpgあっという間に平成27年も1ヶ月が過ぎてしまいました。
お元気でお過しの事と思います。
孫が5ヶ月になり、離乳食が始まりました。一日一回、重湯とリンゴのすりおろし等を食べています。
歯科医師として見ていると、とてもおもしろい時期です。
吸啜反応といって、ママのおっぱいを一生懸命に吸っていた口の中の状態から、スプーンで食べるような口の動きに変化していく時期です。吸ってゴクゴクと飲んでいれば良かったところが、形のあるものを少し口の中で唾液と混ぜて、すりつぶすようにして舌で口の奥に送り込んで飲み込みます。人間として、生きていく上で通らなければならない道であり、そこがうまく通れないと、ペチャペチャ食べや、ほおばり食べがおきるのです。
毎日見ていたいところですが、残念ながら人みしりなのか私が見ると泣いてしまうので、あまり会う事が出来ません。
今が一番食べるという事の口腔の使い方を見るいいチャンスなのに! と、本当は孫の成長を喜ばなければいけないのですが...別のことを楽しんでいるところです。


続きの記事
◆<誤嚥性肺炎について>
◆<笑顔の効果>

<誤嚥性肺炎について>

肺炎は日本における死因の第4位となっています。肺炎の発症率は加齢とともに増加傾向にあります。
高齢者の肺炎の重症化や死亡の原因には、心不全・肺疾患・腎不全・糖尿病などの基礎疾患の存在とともに、繰り返す『誤嚥』(誤って食塊や唾液が気道に流入してしまうこと)が挙げられます。
誤嚥性肺炎を発症した高齢者の多くは、嚥下反射(食塊や唾液を飲み込む能力)や、咳反射(気道に誤って進入した食塊や唾液を排除する能力)が低下しています。
食事の時に、むせこんだり食べ物が喉につかえたという症状がなくとも、夜間睡眠中に唾液が気道や肺に入り込む事がわかっています。
誤嚥性肺炎の予防には、お口の中の環境を整える、
 1.口腔ケア
 2.嚥下反射・咳反射の改善
 3.栄養改善による免疫機能の改善
 4.口腔機能の改善(リハビリテーション)
以上の事が有効とされています。
気になる方は、医師の先生にご相談ください。


<笑顔の効果>
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最近読んだ本の中に、世界で活躍する女性たちの100の名言を集めた「コトバのギフト~輝く女性の100の名言~」(上野陽子 2013年講談社)という本があります。
その100のコトバの中でステキだなぁと思ったコトバです。

『ただ微笑むだけで、どれほど幸せになれることか』マザー・テレサ

マザー・テレサの活動は御存知の通りですが、「微笑んで行うからこそ意味がある」の言葉と共に、人の心も体も癒やし、救い続けたのです。
笑顔が人を癒やすというのは心理学的にも根拠があるとされています。
また、微笑んで頬の筋肉を動かす事で、体の中に酸素を取り込みストレスを軽くしたり、血圧を下げたりと病気の予防や治療の効果があるとも言われています。
笑顔を作る表情筋を使う事で、血流が良くなり、免疫力アップやアンチエイジングなどの効果もあります。
ちょっと沈んだ時こそ笑顔で...なかなか難しい事ですが、ほんの少し口角をあげて微笑むように筋肉を動かすだけで、自分自身も、それを見る人も幸せになれるなら...心掛けていきたいですね!

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2015年02月05日 09:52に投稿されたエントリーのページです。

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